2011年05月31日

2つのギター



2つのギターといってもロシア民謡ではありません。私は2つのギター
を使用していると言う事です。エレキとかアコースチックの人達は何本
かコレクションしている場合も有りますが、クラシックの人は余り余分
には持たないようです。コレクションするという点では、クラシック
ギターの場合は外見がほとんど変わらないからかもしれません。私は
表面板が松材(左)と杉材(右)の物を2本持っています。同じように見え
ても値段は10倍以上違うんだすよ。そのせいか高額の松材の方は自然
取り扱いが丁寧になり、弾く曲も古典とかしっかりした曲の練習に使っ
ています。他方のギターは、遊びっぽく砕けた曲を弾いたりお酒が入っ
て無性に弾きたくなった時などに使っています。酔っぱらって少々
ぶつけても気に成らないし。
本当は2つとも大切にしなければいけませんね。

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2011年05月30日

ノクターン



前回、セレナーデについてお話しましたが、ノクターンもよく耳
にしますよね。ノクターンって一体何でしょう。日本語では夜想曲
といいます。そうです、夜をイメージして作られた曲なんです。
日本では、演歌などでは辛い日常生活(大衆音楽ですので男女の悲恋
がほとんど)を忘れる為にお酒に癒される的な詩が良くありますが
その昔、遠いヨーロッパでは夜の暗闇に癒されるみたいな感情が
あったのでしょうか。
日本では、夜は怖い不気味と言う感じですが、そもそも国民性の違
いなのでしょう。もともとはピアノ曲ですが、ギター曲もあるんで
すよ。

  


Posted by 哀愁のギタリスト  at 03:55Comments(0)ギター

2011年05月28日

梅雨入り




この地方も、例年より早く梅雨入りが発表されました。ギターにとって
これから夏にかけて大敵で、管理をしっかりしなければいけません。
生徒さんのギターで、駒の部分が剥がれてしまった故障がありました。
こんな事の無いように之からは、何と言っても高温高湿対策です。
前々から言っている事ですが、湿度80%以上の室内に長く放置しない
ことと、車の中に置かないことを特に心がけて下さい。  


Posted by 哀愁のギタリスト  at 17:36Comments(0)ギター

2011年05月27日

2ヶ月たちました



こちらのブログに載せて頂くようになって、2ヶ月になろうと
していますが、クラシックギターと言うマニアックなテーマ
にもかかわらず、沢山のアクセスをいただいて驚いてます。
有難うございます。これを機に ギターを始めてみようか と
思って頂抱ければ幸いですが。
文化不毛の地豊田と言われて久しいのですが、そんな中ギター
が普及すれば、その為の一石を投じられればと、そんな大それた
事を考えている今日この頃です。

お問い合わせご質問等

ftahb@hm.aitai.ne.jp  


Posted by 哀愁のギタリスト  at 13:25Comments(0)ギター

2011年05月25日

セレナーデ



今一部の生徒さんが、シューベルトのセレナーデを練習しています。
セレナーデってよく耳にしますけど何でしょう。ヨーロッパでその
昔、恋人又は好意を抱いている女性の窓辺で音楽を奏で、気を惹こ
うというものです。マァー早い話がナンパに利用したのですね。
当然その音楽は甘くロマンティックで、いかにも女性好みです。
そうそう、最近ブームの韓流ドラマの代表作冬のソナタに次ぐ
秋の童話のテーマにも、この曲が使われています。
このあまりに有名なシューベルトのセレナーデは、ギターを使って
作曲したといわれています。シューベルトはギターにも精通していて
この世に二台のギター(ギターデュオ)ほど美しいものは無い、と
名言を残しています。

  


Posted by 哀愁のギタリスト  at 11:03Comments(0)ギター

2011年05月21日

どちらが?



弦を弾く右手と押さえる左手、ギターってどっちが難しのでしょう。
よく仲間内で話題になるのですが、結局は両方共に難しいという所
に落ち着きます。自分の場合は、どちらかと言えば弦を弾く右手の
方が、小器用に動くような気もします。
大きい音・小さい音・硬い音・柔らかい音(ブリッジ寄りは硬く
ホール寄りは柔らかい音がでる)と表現する右手に対して、その時
的確に音をキープする左手。
ギターを弾く右手は芸術家、押さえる左手は職人サンとは良く言った
ものです。

お問合わせ先
ftahb@hm.aitai.ne.jp
  


Posted by 哀愁のギタリスト  at 04:01Comments(0)ギター

2011年05月17日

スペイン



ギターの故郷スペインのお話をしましょう。スペインはヨーロッパ大陸
の中でも地形が独特で、イベリア半島にあって回りを海で取り囲まれ、
隣国フランスとはピレネー山脈で遮断されています。文化芸術において
そんな訳で隣国どうし互いに影響しあう他国と異なり、独自のものを
作り上げてきたのです。そんな中でギター音楽が育まれてきたのです。
他国の影響を余り受けない文化、このあたりは島国日本に似ている部分
もありそうです。そういえば、スペイン全土を壊滅状態におとしめた
内戦からの復興と、日本の戦後の経済発展は、世界の2大奇跡といわれ
ているんですよ。  


Posted by 哀愁のギタリスト  at 05:57Comments(0)ギター

2011年05月13日

フラメンコ最終章



スペインのフラメンコの音楽は、古くから日本人には愛されて
いるのですよ。それは・・・・

フラメンコは母なるリズムといわれるソレアが基本です。3拍子
2拍子の複合リズム4小節を1コンパスとして繰り返されるのですが
そのリズミカルさとは裏腹にフリジア調のメロディーは、遊牧民の
嘆き悲しみを表すように決して明るくはありません。おおざっぱに
言えば普通リズミカルな曲にはメジャー(長音階)な旋律が乗るの
ですが、フラメンコはマイナー(短音階)な旋律がアンバランスに
乗っかかっているのです。(フリジア調は短調とは少し違いますが)
そこにはヨーロッパの優雅さもラテンの明るさも有りませんが、この
辺りが日本人にも受け入れられたのでしょう。
よくいいますよね。
情熱(メジャー)と哀愁(マイナー)のフラメンコと。






 
  


Posted by 哀愁のギタリスト  at 06:02Comments(0)ギター

2011年05月12日

フラメンコ



前回は、クラシック界でのギターのお話をしました。今回は、民族音楽
でのお話をしましょう。ギターと民族音楽と言えば、なんといっても
フラメンコでしょう。フラメンコは 歌 踊り ギター と三者から
なる南スペイン・アンダルシア地方の遊牧民(ヒターノ)によって受け
継がれている民族音楽です。本来は歌と踊りの伴奏楽器のギターが、
やがてソロ楽器として確立していくのですが、ギターファンがフラメン
コに興味を覚えるのもそうした背景があるからでしょう。
そして パコ・デ・ルシア という天才ギタリストの出現により
マイナーなこの世界を一気にメジャーへと押し上げていくのです。

                            つづく  


Posted by 哀愁のギタリスト  at 04:59Comments(0)ギター

2011年05月10日

ギターと純音楽



クラシック音楽(純音楽)の世界でも、昔はギターも花形だったん
ですよ。名工ストラディバリの出現でバイオリンが、チェンバロの
改良でピアノが、大きな音を出せるようになり時代もそれを求める
ようになっていきます。やがて音の小さなギター(前身リュート)
は隅っこに追いやられていきます。
それでも、スペインが生んだ2人の偉大な作曲家兼ギタリスト
(昔はギターの作曲家は殆んどギタリストを兼ねる)フェルナンド
・ソル フランシスコ・タルレガ の出現によりギター音楽がクラ
シックから離れることは有りませんでした。
もしこの2人がいなかったら、クラシックギターは民族音楽、大衆
娯楽音楽等が中心で、様変わりしていたに違いありません。

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2011年05月09日

手垢は諸刃の刃



前にもお話したことですが、ギター管理に一番良いのはギターを
毎日弾いてあげる事です。何故でしょうか?一つは使わない楽器は
鳴らなくなるからです。そしてもう一つは練習後はシリコンクロス
等の柔らかい布で、油脂を除く為に乾拭きします。油脂はギター
(表面塗装)には良くなくてそのままにしておくと、こびり付いて
表面をいためます。しかし良くしたもので、毎回取り除く為に乾拭
きする事により微量な油をすりこむ事にもなり、かえってギター
には良い気がします。
何年もの長い間ケースに入れたままのギターを何本か見た事があり
ますが、何故か一様に光沢をなくし、白く変色しているものも有り
ました。

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Posted by 哀愁のギタリスト  at 15:56Comments(0)ギター

2011年05月08日

才能その2



ギター向きの手って有るでしょうか?有ります有ります。それは
大きな手です。孤高のギタリスト アンドレス・セゴビアはグロ
ーブのような手をしていたと言われています。和音(2つ以上同時
に出す音)を押さえる左手は大きい方が断然有利です。そして弦を
弾く右手の爪(0.5~1.0㎜程度伸ばします)は、厚くて丈夫い方が
よいでしょう。大きな音を出すことが出来、音色にも深く関わって
来ます。
あなたがもし、大きな手と丈夫な爪ををお持ちでしたらそれだけで
クラシックギターを弾くのには大きな才能を有すると言う事です。
私ですか?私の手は子供並みに小さくて、爪も薄っぺらです。練習
中いつも自分の手を見ながら、ため息をついています。トホホ・・

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Posted by 哀愁のギタリスト  at 07:19Comments(0)ギター

2011年05月05日

才能



人には向き不向きが有り、その事をやらせるとキラリ光る才能みたい
なものが誰にでも、一つや二つは有るものです。一生のうちその才能
を見つけられる人は、一体何人いるのでしょう。若くしてその才能を
見出し開花させている人達もいます。何かで聞いた事が有るんですが
そうした才能を生業としている一部の人達は、生涯青春のままでで生
きていられると。そうした才能を見つけられない我々はアカとホコリ
を身に付けながら、大人になっていくと。ノーベル賞を取った何がし
とか、イチローなんか見ていると本当にそうだなって感じますよね。
最近団塊世代の一員としてよく考えるのは、例えばフラメンコギタリ
ストのパコ・デ・ルシアという人がいます。彼なんかどんなに早い、
フレーズの連続でも音は外さないし、練習嫌いで有名でそれでもいっ
たん舞台に立てば人間離れしたパフォーマンスを見せられるし、まさ
にギターに対しては才能の塊です。その彼が若い時ギターに出会わず
日本の団塊世代の今はじめて手にしたらどうでしょう。その才能は機
能せずもう遅いのでしょうか。答えは分かりませんが、それでもきっ
と趣味の世界で一花咲かせるには十分で、遅すぎる事はないでしょう
団塊世代は第二のスタート。一つ眠ったままの才能さがしといきまし
ょう。

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Posted by 哀愁のギタリスト  at 22:30Comments(0)ギター

2011年05月04日

キラリ☆ギターメイツの皆様に


今日のミミ

このブログは私哀愁のギタリストと、PC師匠のクロさんとで立ち上げて
います。私はギターのお話を、クロさんはキラリ☆ギターメイツの近況
をご報告させて頂いています。
さてメイツ団員の皆さん、秋の交流館祭の練習の真っ最中ですが、各曲
のメトロノームテンポは次の通りでお願いします。
四季の歌では最初は100、移調後のロ短調ではゆっくり80
ドナドナは100
キラキラ星とロマンスは90で練習して下さい。
ファースト セカンド 共に四季の後半は早くならない様に注意し、
そしてここが一番遅れているようです。しっかり練習しましょう。


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Posted by 哀愁のギタリスト  at 20:22Comments(0)ギター

2011年05月03日

弦交換その2


3月3日生まれでミミです

私の使っている弦は、オーガスチンの赤と青です。(一番ポピュラーで
何処の楽器屋さんにも有るから)しかしどこのメーカーでもそうだと思
いますが、4弦~6弦の巻弦は問題ないのですが、1弦~3弦は時々音が狂
っている不良品があります。確認方法は色々有りますが、手っ取り早い
のが12フレッドのハーモニックス音を出して直ぐに実音を出しその違い
を聞き分ける方法です。勿論違っていてはいけないのですが分かるには
少し慣れが必要でしょう。
不良品の場合弦を逆に張り替えると、意外に解消される時もあります。
それでもダメで狂いが大きい時は新品でもすててしまいます。勿体ない
ですけれども。作り手の方もこの辺りの検査をしっかりしてもらえると
アリガタイんだけどナーー


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Posted by 哀愁のギタリスト  at 10:20Comments(0)ギター

2011年05月02日

弦の交換



愛犬のミミです

ギターの弦の交換サイクルは、人それぞれです。練習量 季節
(夏は汗を書く為消耗も激しい)その人の感じ方にもよるで
しょう。私は練習量は多い方だと思いますが、二月に一度は
全弦交換します。その間に四弦を二三回、五弦を一二回交換
します。演奏依頼を受けた時は、その都度当日の二日位前に
全弦交換します。
中には切れるまで交換しない人もいますが、ダメですよ。

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Posted by 哀愁のギタリスト  at 06:28Comments(0)ギター