2011年12月29日
窮屈な中で
ギターの練習は何時も深夜ですが、ここんところ
訳ありで音を出す事が出来ません。(尤もこれが
普通の状態ですが)
しかたがないので弦に布を巻きつけて消音してい
ます。プチプチと二時間位弾いて少し飽きて、布
を取り、少しの時間だけ小さな音を出してみます。
アレッ ギターってこんなに美しい音がするんだ。
そして他の楽器と比べて、弾いたらすぐに消える
というイメージが有るが意外と長く響くんだ。
一音一音大切にしなければいけません。
こんな状態があと三か月続きますが、最近は歳の
せいか自分のイメージするリズムと実際とが微妙
にずれるようになりました。この機会にこの部分
を徹底的に修正しましょう。
注:夜は迷惑だからと小さな音で練習している人
を見かけますが、消音して強く弾く事を心掛けま
しょう。小さな音しかでなくなってしまいます。
2011年12月27日
優しい気持ちに
来年度早々の演奏会に出演させて頂く為に
練習しているんですが、今回は二重奏が中心
です。若い時は二重奏とか他の楽器とも合わ
せたりしたことも有りますが、最近では皆無
です。
(二重奏を練習していて思う事は)
独奏の場合は、自分独りの技量でお客サンを
感動させるんだ、そしてスゴイと思わせたい
と何処かエゴイズム的な所があります。
二重奏の場合はどうでしょう。私はセカンド
を担当しているんですが、この楽曲を完成さ
せるのに大切な、ファーストを際だたせるの
には一体どんな演奏をすれば好いのでしょう。
自分の事よりまず相手のパート部を考えます。
そして、そんな演奏を心掛けて練習していると
なんだか優しい気持ちにもなりイイナーって
感じがします。
2011年12月19日
比較
ごくごく平凡な女の子B子さんがいたとします。
ある日、超がつくほどの美人のA子さんとお友達
になりました。その美貌ゆえA子さんに言い寄る
男性が多くB子さんは嫉妬から自分はなんて不幸
な人間だろうと思うようになりました。ところが
A子さんは美人ゆえに異性とのトラブルも絶えず
悲しい人生の幕を下ろすのでした。B子さんは思
いました。自分は平凡でよかった、何て幸せなん
だろうと。B子さんはA子さんの出現により幸せに
なったり不幸になったりしました。
掃き溜めに鶴 下町の太陽 不協和音が飛び交う
中、一筋の光のように流れる美しいメロディー
感動のメカニズム(トリック)でもあります。
人は比較することによって、ほんろうされています。
「哀愁のギタリストさんは、ギターがお上手ですね」
「地方都市豊田の、一般的な愛好家に比べればね」
2011年12月16日
飽きる
何日か前の新聞に、こんな記事が載ってました。
欲しい物が有っても、楽しいのは手に入れる迄
で、自分の物になったとたんに冷めてしまうと
いうのです。マァーとたんに冷める事はありま
せんが、大なり小なり飽きるのも確かでしょう。
で、楽器私の場合はギターですけれど、どうで
しょう。欲しかったギターを手に入れたとたん
興味が薄れる飽きると言う事はまずありません。
むしろそこから始まると言って好いでしょう。
飽きるといえば、練習している曲が完成して自
分のものにしたとたん、これは自分のしたい曲
音楽ではないということで冷めてしまう事もまゝ
ありますが。楽器自体に飽きる事はありません。
楽器は物であって物では無い様な気がします。
2011年12月12日
帰ったギター
40年前の安物のギターが、あちらこちらの
手に渡り奇跡的に30年振りに帰ってきました。
表面はボロボロで、小さなひび割れが3ヶ所、
裏面に至っては裂傷が3ヶ所ありました。
こんな物を今更返されても、処分に困ってしま
いました。弦も切れていたので、とりあえず使
い古しの弦を張って弾いてみました。ところが
余りによく鳴るのでビックリしました。そうい
えばアメリカ映画で「古いバンジョーはよく鳴
るさ」みたいなセリフを思い出しました。
ギターの場合は長い年月で木が枯れて、振動し
やすくなるんでしょう。勿論どんなものでもと
いう訳ではないでしょうが。
しばらく弾いていて、今使っている結構な値の
手工品ギターを弾いたところ、余りの鳴らなさ
又ビックリ。オンボロのこの古いギターが急に
愛しくなり修理することにしました。出来上が
るのは12月の終わりです。1日千秋の想いで
待ちわびています。これからは人前で演奏する
時はこのギターが主になるでしょう。ただ気掛
かりは、直した事にによって音が変わらなけれ
好いのですが・・・・・。
2011年12月09日
久しぶりに
何十年もクラシックギターから遠ざかって
いたので、ファンにとっては当たりまえの
A・ヨークも、今人気のタンゴ・アン・ス
カイ も知りませんでした。リズミカルで
短調(イ短調)なこの楽曲は、哀愁感が漂
いぜひレパートリーに入れたいものです。
早々、ギター曲の楽譜収集が趣味の友人に頼み
手に入れました。譜面を見るなり、今まで
の古典とは随分異なり半分はロックギター
の速弾きみたいな、旋律的音階が並び手強
さを感じました。こんなものは楽譜の譜割
りでカウントをとるよりも、Uチューブで
お手本を探し、耳コピーを併用して覚えた
方が早そうです。時間をかけて、ゆっくり
仕上げていきましょう。
久しぶりに、挑戦したい楽曲に巡り合いま
した。
http://www.youtube.com/watch?v=mYcvlI_Vk2o&feature=fvwrel
2011年12月07日
関心事
今ギターでの関心事は、来年の一月に出演させて
頂く演奏会の事です。今回は二重奏がメインです。
プログラムは相方が F・タルレガの ラグリマ
二重奏で イエスタデー ラ・クンパルシーター
そして私がF.タルレガつながりでアルハンブラ
の想い出です。最も敬愛するタルレガの作品を二
人で発表できるのはとても嬉しいです。特にアル
ハンブラは私自身、幾度も演奏させて頂いていま
すが、今回はより完成度の高いものをお聞かせし
ようと、日々一生懸命練習しています。近づきま
したら又ご案内いたします。ぜひ聴きに来て下さい。
2011年12月03日
落合監督かく語り
最近は、テレビなどで年齢的な事になるとなぜか
反応してしまいます。ニュースなんかで60歳以
上のお年寄りとか、65歳以上の高齢者とか。
そうそう、この間の落合監督の辞任会見でも
「監督の荷を下ろしたら、57・8のただの初老
の男です」とか。
でも思うに、まだそんな事を意識する分自分に若
さみたいな物が残っているからだとも思います。
ギターに夢中でいられるからですね。
それにしても、政治家の人達のバイタリティーに
は感心させられます。詠み人は忘れましたが
「50・60花なら蕾み、70・80働き盛り
90になって迎えがきたら100まで待てと追い
返せ」
見習いたいですね。