2013年10月29日
教訓ぽいお話

生徒さん発表会までアトわずか。レッスン中の
演奏も模擬発表会のようで、指に力が入る。
面白いのはノーミスで弾けてきたのに、最後の
2・3小節でミスったり、ひどい時にはゴチャ々
になってしまう。自分でも「弾けたのにアァー
勿体ない」と悔しがる。
こんな話を思い出す。
武道か何か修行の一環で、高い木に登らせる
のだが、登っていく弟子に先生は始終無言。
そして終盤残りアトわずかという所で初めて
「気を付けろよ」と声をかける。
傍らの弟子が「先生、なぜ高い所で声をかけず
あんな低い所でかけるんですか」と問う。
先生曰く「生死にかかわる高い所では必死だか
ら大丈夫。怖いのはアトわずかだという気の緩
みなんだ」